コーヒー生豆を焙煎|フライパンでやってみた!チャフとは?

焙煎中の様子 おうちカフェ

普段コーヒーを飲む際に、市販の焙煎済みコーヒー豆を買っていますか?生豆を買って自分で焙煎すれば、半額程度の金額で済みますよ!

コーヒーの生豆をフライパンで焙煎してみたので、まとめてみました。

今回使用するコーヒー生豆

Amazonで「ブラジル サントス No.2 17/18」を購入しました。

容量は2kgで、金額は¥3,480でした。100gあたり¥174という破格なお値段です。

ブラジル サントス No.2 17/18

なぜ今回、この生豆を選んだかというと等級が「No.2」ですので、コーヒー豆の中に欠点豆(欠け豆や虫食い豆)や異物が入っていることから、ハンドピックが実践できるためです。


ブラジルは、世界のコーヒー豆総生産の約30%を占め、南部サントス港から船積みされることから「サントス」の愛称でも有名で、アラビカコーヒーの中でも最もポピュラーで安定的なアイテムでもあります。酸味・苦味のバランスが良く、誰にでも好まれる味わいで、クセがないのでブレンドのベースとして欠かせない銘柄となっています。

引用:生豆倶楽部/楽天市場

今回、購入したコーヒー生豆はこちら。

浅煎りにすると、ナッツのようなクリーミーな味わいがより引き立ちます!

フライパン焙煎に挑戦!

フライパン焙煎の方法について、順を追って説明していきます。

計量

まずは100g程度のコーヒー生豆を用意します。あまり一度に多くの量を焙煎すると、劣化していくコーヒー豆を消費し切れないからです。

コーヒー豆は、ワインのように熟成はしません。酸素、湿気、豆に移ってしまう臭い、高温と光で劣化していきます。乾燥した豆は、周囲の湿気を吸収してしまいます。時間の経過につれて、良いアロマが逃げるうえ、脂質が豆の表面に移動して油っぽくなってしまいます。

ハンドピック

コーヒー豆を並べて、欠点豆(欠け豆や虫食い豆)や異物を取り除いていきます。


生豆103gに対して、欠点豆や異物を3gハンドピックしました。予想していたよりも欠点豆や異物は少量でした。

生豆を熱湯に漬ける

生豆を熱湯に漬けると、チャフがよく取れるという情報を得たので、実際に試してみました。この方法は、必ずやらなければいけない工程ではありません。ですが、この「チャフ」が焙煎中にいっぱい出てきて風でフワフワ舞うため、キッチン周りに飛び散るんです。

焙煎後の風味にどんな影響があるかは不明ですが、焙煎前にコーヒー豆を熱湯につけることで、焙煎後の掃除が楽になるためおすすめです。

熱湯をコーヒー生豆に注ぐと、「チャフ」が浮かんできます。写真のとおり、薄茶色のクラゲのようなものが「チャフ」です。「チャフ」を網で取り除きます。

生豆をフライパンに移す

生豆をフライパンに移したら、中火で焙煎していきます。

焙煎中に出る「チャフ」を団扇で飛ばす

コーヒー豆を焙煎していると、「チャフ」が出てきます。

団扇で扇いで、フライパンの外に飛ばします。

「ハゼ」を待つ

フライパンを振ったり、蓋をしたりしながら、「パチッ!」という音がなるのを待ちます。この「パチッ!」という音が、いわゆる「ハゼ」です。焙煎開始から10分程度で発生します。

蓋をするとフライパンの熱が閉じ込められ、内部の温度が高まり、「ハゼ」が起きやすくなります。

この段階の細胞壁は硬直化している。加熱で生まれたガス、おもに二酸化炭素が細胞壁に閉じ込められ、圧迫されると、豆に亀裂が入る。ちょうどポップコーンが弾けるときを想像してみるとわかりやすい。

引用書籍:大人のためのコーヒー絵本(著者:アンヌ・カロン/メロディ・ダンテュルク、発行者:吉田芳史)

良い色になったら、火を止める

「ハゼ」から10分ほどで、コーヒー豆の色がかなり黒くなってきます。好みの焙煎具合で火を止めましょう。

好みの焙煎具合になったら、火を止める

初めてフライパン焙煎に挑戦した際のコーヒー豆の状態です。

左側:炭化したコーヒー豆、右側:市販の深煎りコーヒー豆

左側が「焙煎しすぎたコーヒー豆」を集めたものです。炭化してしまっています。右側は市販の「深煎りのコーヒー豆」です。色を比較すると焙煎し過ぎなのがよく分かります。

上手く焙煎出来るように今後も研究を重ねていきます。

冷まして保存容器に移す

かなり焙煎にバラつきが出てしまいました。ハイロースト(深煎り)の豆と、浅煎り(ライトロースト)の豆が混在しています。生豆1つ1つに均等に熱を加えるのは難しいです。ですが、とても楽しんでできました!

焙煎後は、保存容器に入れ、早めに飲みましょう。

チャフとは「コーヒー豆の薄皮」

チャフとは、コーヒー豆を焙煎すると豆から剥がれ落ちる薄皮のことです。このチャフが残っていると雑味の原因となるため、できる限り取り除きましょう。

焙煎中に飛び散ったチャフは、焙煎が全て終わった後に、掃除機で吸うのが最も効率よく掃除ができます。

焙煎後、賞味期限は「2週間」

あまり知られていませんが、焙煎したコーヒー豆の賞味期限は「2週間」だそうです。本当に美味しいコーヒーを楽しむためには、自分で焙煎して2週間以内に飲むか、なるべく注文後に焙煎してくれるお店で買うのが良いでしょう。

3回目の挑戦で上手く焙煎できるようになってきた

回数を重ねるごとに、フライパンでの焙煎が上手になってきました。コーヒー豆1つ1つの焙煎具合のバラつきが減ってきました。

フライパン焙煎3回目の焙煎具合

保存容器に移して、このようにお洒落に撮影できました。

フライパン焙煎3回目の焙煎豆

キャンプでフライパン焙煎

キャンプで焚き火をしながら、コーヒー豆を焙煎するなんて、とてもおしゃれですよね。そのうえ、自分で焙煎したコーヒーを飲みながら、夜空を見上げるなんてことができたら、最高のキャンプになりそうです。ぜひ皆さんにもアウトドアでもフライパン焙煎に挑戦してみてほしいです。

さいごに

この記事をきっかけに、自宅でコーヒーを焙煎し、毎日のコーヒーライフを安く楽しむ方が増えれば嬉しいです。フライパン焙煎もぜひ、チャレンジしてみてください!


参考にさせていただいた書籍はこちら。

Bitly

コーヒーについてかなり詳しく書かれている割に、イラストが多く、とても読みやすい本です。カフェの書棚に置いても絵になりますし、お客さんのコーヒーやカフェに対しての理解が深まる上に、休憩時間に読むことでコーヒーに対する知識が深まること間違いなしです!焙煎についても丁寧に解説しています。


アウトドアやキャンプでおすすめな「フレンチプレス・タンブラー」についてはこちら!


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